ホンダの社長交代
2月23日、本田技研工業広報部からファックスが入りました。「社長交代人事・役員人事のご案内」というもので、午後3時30分からホンダ本社2階「ホンダホール」で行なう記者会見の通知です。
2003年6月から社長を務めてきた福井威夫社長(写真右)が昨年末、伊東孝紳専務にバトンタッチを伝えたそうです。「光栄だという印象が43%、大変だなーという思いが57%でした」と、伊東専務がいうと、「クルマも二輪も好きで、バイタリティー、行動力、決断力があり、現場を大事にする姿勢を見込んで指名しました」と、福井社長。
一般紙や経済紙、自動車専門誌の記者やライターから厳しい質問が飛びましたが、伊東専務の応答に好感を持った人が多いと思います。特に「バイクとクルマの個人的な歴史を教えてください」という質問に「カブ、SL125、XL250、ドリーム、XR250とバイクを乗り継ぎ、クルマはガソリンスタンドでバイトして1万円で買ったN360が最初です」と即答したのはさすがでした。F1やモトGP撤退については「今、企業としては風邪気味状態ですが、なるべく早く回復させて参戦したい」と答えました。
伊東孝紳専務は1953年生まれで55歳。「企業の継続には世代交代が不可欠」という福井社長の信条から決断された人事のようです。福井社長は「スーパーカブを越えるスーパーカブを作りたかったですが、これは永遠のテーマでしょう」と語り、伊東専務は「燃費が3倍もいいなんていう、これまでこの世になかったクルマを作りたいです」と、夢を語りました。
今年6月の株主総会で伊東専務の社長昇格と福井社長の取締役相談役就任が決定する予定です。